食道、胃、大腸などの粘膜の比較的浅いところにある血管(毛細血管)はがん部と非がん部で形状に違いがあることから毛細血管をより強調できる2つの波長の光(青と緑)を当てがんを浮き立たせるのがNBI(Narrow Band Imaging)です。これにより消化器がんの発見はより精密になっています。とくに食道では早期がんを発見するためには苦痛を伴うヨード染色が最も有効ですが、NBIでは苦痛なく全例にそれに匹敵する観察ができます。
当クリニックではこのNBIを搭載した新システム(2012年発売、オリンパス社製)EVIS LUCERA ELITEを導入しています。